転職経験者に学ぶ!職種別転職体験談

訪問エリアが広くて遠いことも、リハビリ現場では1人で乗り切るしかない環境も、私にはぴったりでした!

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Nさん / 41歳 / 男性 / 千葉県
転職前:理学療法士
転職後:理学療法士

転職成功

-転職前の企業での業務内容を詳しく教えてください。
リハビリテーション科に所属し、急性期病棟と療養病棟へ入院される患者様や外来の患者様へ理学療法を実施していました。
-転職を考えたきっかけを教えてください。
指導と言いつつも、医師から強い口調で責め立てられるような事や、後輩スタッフ1人を大勢で責め立てる場面に立ち会った事で、周囲スタッフの指導方法へ不信感を抱いた事がきっかけでした。
業務で多忙である中で、後輩指導・実習生指導に時間を要し、残業代は出ない中で毎日20時〜21時に帰宅する事が続き、不満をため込んでいき、転職を決意しました。
-この業務だけはもっと続けたかったという業務があれば教えてください。
急性期の患者様へのリハビリテーションには大いにやりがいを感じていました。
昨日は出来なかった事が行えるようになって喜ぶ姿やその笑顔は、現在のモチベーションにつながっています。
また科内勉強会は月に一度持ち回りで実施していました。目の前にいる患者様のために知識や技術を学べるので、充実した時間となっていました。
教鞭を取る時には大人数の前で伝わりやすく話す方法を習得できました。ぜひ継続していきたかったです。
-転職後の会社に入社を決めた理由を教えてください。
知人から人手が不足しているので手伝わないかというお誘いを受け、引き受けました。
やりたかった業種であった点、紹介という事ですぐに採用が決まった点も大きな理由です。
-転職後の会社での業務内容を詳しく教えてください。
ご利用者様が療養生活されている場所(自宅やサービス付き高齢者住宅)へ赴き、理学療法を実施しています。
-入社前のイメージと違っていたところはどんなところですか?
想像以上に訪問エリアが広く、車の運転時間が1時間以上掛かることもあり長く感じる事もありますが、それも楽しんでいます。
-仕事の難しさ、辛さを感じた点はありますか?またそれはどのように克服しましたか?
訪問リハビリを必要とする方は通所サービスを希望されない方が多く、性格的に人と交わる事を好まない方が多くいらっしゃいます。
そのため、その方が好むコミュニケーション方法を模索して工夫するように心がけています。
また慢性期の方であるため、今までの急性期・回復期リハビリテーション内容の継続を求められる事が多いのですが、在宅生活とそぐわない事を希望される事もあるため、評価をしっかりと行い、本当に必要なことを説明するなどコミュニケーションをしっかりと行い、満足して頂けるサービスを提供できるように努めています。
-仕事の中でやりがいを感じた部分はどこですか?
ご利用者様の笑顔と感謝の言葉を頂ける事にやりがいを感じています。
特に認知症が進行し、コミュニケーションが困難となっているような方の笑顔が見られた時には幸せを感じます。
そのためにも自分自身も笑顔で元気に臨むと共に満足感が得られるようなリハビリテーションとなるように日々努めています。
-転職は成功でしたか?失敗でしたか?
成功でした。
-なぜそのように感じましたか?
訪問という特性上、スタッフ同士の交流は少なく、リハビリ現場では1人。
気軽に相談できる環境ではないので、自己判断を求められて経験の有無が問われます。
しかし私にはそれがとっても合っていて、とても好きな職場です。
-この仕事の個人的な楽しみ方を教えてください。
見知らぬ土地で1人暮らしをしていますが、詳しい利用者様から近所の飲食店や病院などの情報を聞けたり、ご近所付き合いが生まれたり、寂しくなく過ごせています。
自宅近くに訪問先があった場合、昼休みを自宅で取れたり、自宅へ直帰すると通勤時間が掛かる事なく帰宅できる事があります。飼い始めたばかりの子犬が自宅にいた時には、お留守番時間が短く済み、とても助かりました。
逆に自宅からも事業所からも遠方にいる間に昼休みを取る時は駐車場がある公園などで休憩していていましたが、ちょっとした遠足気分が味わえています。
-この転職からどのようなことを学びましたか?
病院や施設などでは、リハビリを行う上で整えられた環境(リハビリ器具やベッドなど)で、困ったことがあった時には周囲にいるスタッフへ協力を仰ぐ事も出来ました。
利用者様のご自宅ではそれが叶わず、1人でリスク管理をして理学療法を行いやすい環境を整える必要があり、工夫することの大切さや楽しさを学べました。
生活に直結したリハビリの必要性という視点を養う事ができ、今後の糧になると考えています。
また仕事の上で大切な報告・連絡・相談の重要性と責任の重大さに気づく事が出来ました。
その場に立ち合われないご家族や主治医、ケアマネージャー、介護スタッフとの密な連絡が求められますので、その判断をする力が鍛えられ、成長につながりました。
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