-転職前の企業での業務内容を詳しく教えてください。

代表疾患の病態、画像所見、医学的治療、後療法を理解し理学療法を提供します。
急性期のリスク管理も踏まえ、介入時の急変時や合併症発症時の対応を行います。
疾患に応じた理学療法評価の実施、個別治療計画の提示、定期的効果判定、計画修正を実施します。チーム医療なので多職種とのコミュニケーション、連携を図り退院支援を立案します。

-転職を考えたきっかけを教えてください。

新人(1～3年目)のローテンションが多く、様々な事業所でスキルアップが出来ました。その中で自分が興味のある理学療法分野を見つけ、次のステップアップを目指したいと思い転職を考えました。

-この業務だけはもっと続けたかったという業務があれば教えてください。

多職種スタッフとの勉強会です。チーム医療なので、各学会や研修会で学んだことを医師や看護師の多職種スタッフと知識を共有します。コロナ禍もあり、在職中2年間程はオンラインで実施することが多く、直接対面で情報共有する場面が少ないと感じました。

-転職後の会社に入社を決めた理由を教えてください。

4月より事業拡大に伴い新規オープンする事業所があり、オープニングスタッフの経験ができると思ったことがきっかけです。
自分が挑戦してみたい地域分野の理学療法が実施できること、少ない人数でどこまで事業所を拡大できるか挑戦してみたいと思いました。
また、職場が実家から通勤できる距離であった事も入社の決め手です。

-転職後の会社での業務内容を詳しく教えてください。

自宅へ訪問し理学療法を実施する、他事業所の多職種スタッフとのコミュニケーション、訪問件数を増やすための営業、毎月月末は書類作業があります。
病院とは大きく変わり、利用者様の自宅に訪問する時はひとりなので、急変時した場合やイレギュラー対応もあるため違う緊張感があります。

-入社前のイメージと違っていたところはどんなところですか？

イメージは写真と違って職場環境は綺麗で過ごしやすいです。
スタッフの皆さんも優しく、思ったより早く職場に馴染めました。実際に働いてみると、退職者が増える時期になると人員が足りない事もあり、書類業務への負担が増えて残業が想像より多いなと感じました。
業務上は雇用車を使用して自宅を訪問するかと思っていましたが、車の台数が限られていることや自宅周囲の環境によっては自分の車を使用して移動することもあり、入社してから分かることもいくつかありました。

-仕事の難しさ、辛さを感じた点はありますか？またそれはどのように克服しましたか？

利用者様一人ひとりと関わる上で毎日コミュニケーションをとります。人それぞれ性格や生活スタイル、セラピストに求めている技術が目的が違う利用者様もいます。
どのように接して信頼関係を築き上げていくか、ラポール形成を図るのかを働いていて難しさを感じます。
一人で悩んでいても解決しないこともあるため、その時は同じ職種の先輩に対応方法等を相談してアドバイスを頂いています。その時にチーム医療の心強さを感じます。

-仕事の中でやりがいを感じた部分はどこですか？

先輩の仕事を任せて頂けるときです。「頼りにしているよ」や「後に引き継ごうと思ってる」等と声をかけて下さるとやりがいを感じます。

-転職は成功でしたか？失敗でしたか？

成功。

-なぜそのように感じましたか？

職場環境です。配属先の上司が優しい方が多く、分からないことはしっかり教えてくれます。
他のスタッフも気遣いできる方が多いため人の温かさを感じました。仕事量は自分が働いていく中で優先順位や時間配分が決まってくるので、プライベートな時間も確保できます。

-この仕事の個人的な楽しみ方を教えてください。

私の場合は、仕事に慣れてきたら業務に優先順位をつけて、いかに効率よく仕事を実施するのかを考えます。
常に気を張っていると疲れるので、どのタイミングで息抜きをするのか、どうやったら早く家に帰れるかを考えることでプライベートの時間を確保できます。
趣味に時間を使ったり、仲良くなった後輩や先輩と仕事終わりに食事に行ったり、仕事の話や自分の好きな事の話をすることが楽しいので気の合う職場仲間を作ることが個人的な楽しみです。

同職種のスタッフだけでなく、多職種のスタッフとも交流を持てるので仕事をしていても話しやすくより仕事をしやすい職場環境になります。

-この転職からどのようなことを学びましたか？

募集している病院や施設、事業所を探しているとホームページや記載している内容で印象を決めてしまうことがありました。
就職先として検討している職場なら、必ず見学へ行き職場の環境や雰囲気を見ることは大切であると学びました。
転職する時に、人それぞれどこを重視しているかは様々です。より長く働ける場所が良いと思いますので、日時を合わせて余裕がある内から情報収集すると良いと思います。